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「」に対する検索結果が55件見つかりました

  • 2020年、2021年の活動のご報告と、今後の方向について

    NPO法人知的生産の技術研究会の2020年度会員の皆様へ 2020年、2021年の活動のご報告と、今後の方向について 久恒啓一 2020年初頭から始まった新型コロナの蔓延により、政治、経済、教育など、あらゆる分野が大きな影響を受けるようになり、また国民一人一人の肉体と精神にも深い影響を与えており、早2年近くが経過しております。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 わがNPO法人知的生産の技術研究会においても影響は例外ではありませんでした。 2020年は、知研にとっては、1970年の創設から50年目の節目の年でした。 知研の創業者である八木哲郎会長は、日本の高度成長時代を生きた人々に目標を与えるという役割は、十分に果たしたということから、また自身の健康状態もあり、50周年を機に活動を閉じようという強い意向を持っておりました。 理事長を仰せつかっている私も、他の理事も、創業者の意向を尊重し、同意をしており、 創立50周年事業を梅棹忠夫先生が創業された国立民族学博物館において、大型のイベントを集大成として開催することといたしました。2020年11月に民博のご協力をいただき、コロナ禍のため、規模を縮小したものの何とかイベントを開催することができました。 また、このような状況下で、会長と理事、幹事とのコミュニケーションが困難であったこともあり、東京においてもセミナーの開催ができず、また機関誌「知研フォーラム」の発行も滞っており、会員の方々には申し訳なく思っております。結果として2021年は会費の納入手続きが行われず、形式上組織自体は存続しておりますが、会員はいなくなったという状況になっております。 そういうさなかに、八木哲郎会長が2021年5月に90歳で永眠されました。 会長の遺志にしたがって、まず理事長の私と福島事務局長とで東京都に対し2020年の決算報告をなんとか済ませ、会長がすすめていた法人の解散の手続きを準備いたしましたが、理事、幹事らとの意見交換の中で、組織の存続の意向が強くなってまいりました。 このため、再出発するにあたり、私の理事長退任を含む組織の立て直しをはかるべく、検討を重ねているところです。 近々、組織、体制、人事などの方向性を決めて、旧会員の皆様に、ご連絡する予定です。皆様には、事情ご賢察のうえ、新たな提案をお待ちいただきたく存じます。 2021年度、10月以降の活動について、関心のある方(旧会員、非会員)は、下記FBグループに参加いただければ幸いです。 https://www.facebook.com/groups/216147683882632

  • 訃報

    いつもお世話になっております。 NPO法人知的生産の技術研究会の創設者、 八木哲郎さんが、5月21日、 ご自宅でご家族に看取られ亡くなりました。 享年90歳。 コロナ禍中でもありますので、 何卒、ご配慮のほど、 よろしくお願いいたします。 今後のことにつきましては、 改めて、ご連絡いたしたく存じます。 ご報告の遅くなったこと、お詫びいたします。 NPO法人知的生産の技術研究会理事長 久恒啓一

  • 【開催延期】8/7知研セミナー

    諸般の事情に鑑み、 8/7知研セミナーを延期にいたします。 日程決まり次第、改めて、ご連絡します。

  • 東京7月セミナーのお知らせ

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知的生産の技術研究会  東京セミナーのお知らせ 7/22代々木 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日時:7月22日(水)18時30分~zoom体験講座       そのあと、交流会 テーマ:「zoom初心者のための体験講座」 コロナ禍により、いつの間にか直接のやり取りの難しい日常になってきています。 オンラインでのやり取りが増えてくるに従い、デジタルツールの重要性は日増しに高まりながら、 いざ使ってみようと思っても、その機会を逸したり、 普段の生活の中、チャレンジするのはハードルが高いように感じることもしばしばでしょう。 今回は、現在、世界で最も多くのユーザー数を誇る「ZOOM」を使い、 デジタルツールによる代用コミュニケーションを体験、体感、体得と、三密ならぬ「三体」する機会を設けました。 今後の知研セミナーやイベントにも併用していくことが多くなるでしょう。 ぜひ、この機会に、ご参加ください。 ※定員10名(こちらから連絡がない限り、そのまま、ご参加ください。) できるだけpcノートをご持参ください。スマホ、タブレットでも。 無理な人は、pcノートを貸出しますが、一人一台にならないかもしれません。 プロジェクターから大スクリーンで、操作法は、学べますので、お気軽にご参加ください。 インストラクター:力丸萠樹(リキマルモエキ)さん 1964年生、メディアオフィス アトリエ・マ・ヌゥー舎 主宰 1997年から当時開学の県立宮城大学で知的生産の技術研究会現理事長の久恒啓一氏に師事、 以来、図解を用いて、東北、関東の大学で非常勤講師、企業や自治体の研修などのビジネスコミュニケーション、プレゼンテーションなどを指導する傍ら、 企業コンサルや企業CI含め、デザイナー・イラストレーターとして活動してきた。 2018年からアラフィフのメンバーと自主製作映画集団「SKKORTA Entertainment」を立ち上げ、YouTubeで短編映画も公開している。 現在、フリーランスとして「ストーリーデザイナー」と標榜中。 会場:代々木BVハウス 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目20-23    代々木駅徒歩2分 アクセスはhttps://bvhouse.exblog.jp/ 参加費 :3,000円  個別に飲み物とおつまみを用意します。 今後の予定 8月7日(金)仮「図解コミュニケーション全集 原論編」久恒理事長出版記念セミナー →【7/27更新】諸般の事情に鑑み、8月7日のセミナーは延期いたします。日程が決まり次第改めてご連絡します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東京参加希望者は、info@tiken.orgまで参加日と氏名をメールください。 申し込み時点で受付となります。キャンセルは当日でも可。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントの案内、変更などの連絡は、メルマガを使っています。 メルマガの届いていない方はinfo@tiken.orgに 「登録希望、メールアドレス、氏名、会員の有無」を送信ください。 知研のホームページに日程を載せています。https://www.tiken.org/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 知研の総会

    3月28日に予定していた総会、講演会、懇親会は、中止といたします。

  • 【開催中止】東京セミナーのお知らせ   代々木2/28

    新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、 参加者および関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果、 2/28 のセミナーの開催を取りやめ、延期することといたしました。 何卒、よろしくお願いいたします。 知的生産の技術研究会事務局 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知的生産の技術研究会 東京セミナーのお知らせ 代々木2/28 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日時:2月28日(金)18時30分 ゲストスピーチ 19時30分 交流会 ゲストスピーカー:嶋 宣之さん ベル特許事務所所長 「特許業務歴50年の中で何千人もの発明者にお会いした経験を踏まえて クリエイティブな発想ができる人、できない人」 1972年弁理士登録 1973年特許事務所を設立して現在にいたる 弁理士生活44年の間、特許は企業繁栄のためにあるという姿勢を貫き通してきた稀有の弁理士である。 企業の繁栄をテーマにしながら、コンサルタントとして100社以上の開発のお手伝いをしている中で、 企業の利益の源泉は創造能力であるという強い信念を抱くようになった。 また、特許出願やコンサルティングの業務の中で数千人の技術者と出会い、技術者の創造能力の向上にも努めてきた。 企業内で創造能力をレベルアップさせるためにはマネジメントが必要である。 しかし、創造能力に関しては、個人に依存する傾向が強く、マネジメント不在というのが多くの企業の実態である。 現在は、「創造能力を企業文化に!」をスローガンに、日本企業が本来持っている潜在能力を戦力にするコンサルティング業務に励んでいる。 著書 会社繁栄の特許戦略(発明協会出版)その他雑誌等に多数執筆 場所:代々木BVハウス 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目20-23    代々木駅徒歩2分 https://goo.gl/CvwYcu (アクセスhttps://bvhouse.exblog.jp/ ) 参加費 3,000円    立食パーティ付き、軽食・飲み物を用意します ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東京参加希望者は、info@tiken.orgまで参加日と氏名をメールください。 申し込み時点で受付となります。キャンセルは当日でも可。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントの案内、変更などの連絡は、メルマガを使っています。 メルマガの届いていない方はinfo@tiken.orgに 「登録希望、メールアドレス、氏名、会員の有無」を送信ください。 知研のホームページに日程を載せています。https://www.tiken.org/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンのアドレス変更、配信中止は mm@tiken.org(配信専用、返信不可)までご連絡ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 久恒啓一『読書悠々』(日本地域社会研究所)

    2004年以来、毎日書き続けているブログ「今日も生涯の一日なり」に、折々に読んだ本の内容と感想を記してきました。 宮城大時代の2004年は1冊、2005年は2冊、2006年、2007年は0冊。多摩大に移った2008年は3冊、2009年は0冊。2010年から読書量が多くなってきます。2010年10冊、2011年14冊、2012年15冊、2013年54冊、2014年86冊、2015年88冊、2016年85冊となりました。とくに2013年から数年間は80冊台と気合が入っています。 この読書日記を題材に、故郷・中津の季刊の同人誌「耶馬台」に毎回テーマを変えて数冊ずつ「読書悠々」というタイトルで5年以上連載を続けています。 この度、この中から22のテーマに沿って、この読書悠々を1冊の書物にすることを思い立ちました。 「故郷・中津編」「作家の素顔編」「太平洋戦争前後編」「日本歴代総理編―上」「日本歴代総理編―中」「日本歴代総理編―下」「注目の女性作家編」「世界を見つめる書物編」「追悼・遺言・弔辞編」「高齢女性編」「モンゴル編」「台湾紀行編」「平成時代に亡くなった人たち編」「平成に亡くなった女性編」「戦後をつくった人たち編」「戦後70年を迎えた『沖縄』を読み解く編①」「戦後70年を迎えた『沖縄』を読み解く編②」「戦後70年を迎えた『沖縄』を読み解く編③」「戦後を考える編」「未来技術編」「外国の人たち編」「若い作家たち編」で、合計124冊を取り上げています。時代のテーマを自分なりに睨みながら、私自身の考えた軌跡でもあります。 ブログに読書日記を書き続けることは、読んで、その要旨をまとめことであり、そして自分の考えを紡ぐことでもあります。記録に残っていることは自分にとって大きな意味があることを改めて確認しています。 2016年以降は、ブログとnoteというサービスで「名言との対話」というテーマで、毎日一人の人物を取り上げその人の名言を掲げ、人生の軌跡と私の感慨を記すという修行を始めました。このプロジェクトでは、ほぼ毎日本を読み続けることを余儀なくされています。ちなみに2018年は245冊の本を読んでいます。だんだん一日一冊に近づいてきました。 今後どうなるかはわかりませんが、読書の習慣が身についてきたことは間違いないようです。 2019年12月 久恒啓一

  • 久恒啓一『読書悠々』(日本地域社会研究所)

    2004年以来、毎日書き続けているブログ「今日も生涯の一日なり」に、折々に読んだ本の内容と感想を記してきました。 宮城大時代の2004年は1冊、2005年は2冊、2006年、2007年は0冊。多摩大に移った2008年は3冊、2009年は0冊。2010年から読書量が多くなってきます。2010年10冊、2011年14冊、2012年15冊、2013年54冊、2014年86冊、2015年88冊、2016年85冊となりました。とくに2013年から数年間は80冊台と気合が入っています。 この読書日記を題材に、故郷・中津の季刊の同人誌「耶馬台」に毎回テーマを変えて数冊ずつ「読書悠々」というタイトルで5年以上連載を続けています。 この度、この中から22のテーマに沿って、この読書悠々を1冊の書物にすることを思い立ちました。 「故郷・中津編」「作家の素顔編」「太平洋戦争前後編」「日本歴代総理編―上」「日本歴代総理編―中」「日本歴代総理編―下」「注目の女性作家編」「世界を見つめる書物編」「追悼・遺言・弔辞編」「高齢女性編」「モンゴル編」「台湾紀行編」「平成時代に亡くなった人たち編」「平成に亡くなった女性編」「戦後をつくった人たち編」「戦後70年を迎えた『沖縄』を読み解く編①」「戦後70年を迎えた『沖縄』を読み解く編②」「戦後70年を迎えた『沖縄』を読み解く編③」「戦後を考える編」「未来技術編」「外国の人たち編」「若い作家たち編」で、合計124冊を取り上げています。時代のテーマを自分なりに睨みながら、私自身の考えた軌跡でもあります。 ブログに読書日記を書き続けることは、読んで、その要旨をまとめことであり、そして自分の考えを紡ぐことでもあります。記録に残っていることは自分にとって大きな意味があることを改めて確認しています。 2016年以降は、ブログとnoteというサービスで「名言との対話」というテーマで、毎日一人の人物を取り上げその人の名言を掲げ、人生の軌跡と私の感慨を記すという修行を始めました。このプロジェクトでは、ほぼ毎日本を読み続けることを余儀なくされています。ちなみに2018年は245冊の本を読んでいます。だんだん一日一冊に近づいてきました。 今後どうなるかはわかりませんが、読書の習慣が身についてきたことは間違いないようです。 2019年12月 久恒啓一

  • 東京セミナーのお知らせ 1/24代々木

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知的生産の技術研究会 東京セミナーのお知らせ 1/24代々木 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日時:1月24日(金)18時30分 ゲストスピーチ 19時30分 交流会 ゲストスピーカー:澤田正幸さん「人生100年時代のモビリティサービス」 トヨタコネクティッド株式会社MaaS事業部事業室事業企画グループ ・トヨタ自動車のプローブ交通情報利活用の企画ならびに地域展開支援 ・トヨタ自動車のモビリティサービス地域導入支援(渉外及び事業企画立案支援)を主に担当(デマンドモビリティサービスに於いてはMONET Technologies株式会社へ展開) 2011年:ドライブ促進事業Gazoo muraプロジェクト運用支援(全国58カ所)に従事 2012年:ドライブ支援アプリDriMuch(ドリマッチ)ルート造成/開発支援 2013年:石川県“能登スマートドライブプロジェクト”に従事 2014年~2019年沖縄におけるモビリティサービス実証実験に従事 (現地合意形成、渉外、サービス企画/事業設計支援/事業化支援業務) 場所:代々木BVハウス 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目20-23    代々木駅徒歩2分 https://goo.gl/CvwYcu (アクセスhttps://bvhouse.exblog.jp/ ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東京参加希望者は、info@tiken.orgまで参加日と氏名をメールください。 申し込み時点で受付となります。キャンセルは当日でも可。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 東京セミナーのお知らせ 1/24代々木

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知的生産の技術研究会 東京セミナーのお知らせ 1/24代々木 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日時:1月24日(金)18時30分 ゲストスピーチ 19時30分 交流会 ゲストスピーカー:澤田正幸さん「人生100年時代のモビリティサービス」 トヨタコネクティッド株式会社MaaS事業部事業室事業企画グループ 2011年:ドライブ促進事業Gazoo muraプロジェクト運用支援(全国58カ所)に従事 2012年:ドライブ支援アプリDriMuch(ドリマッチ)ルート造成/開発支援 2013年:石川県“能登スマートドライブプロジェクト”に従事 2014年~2019年沖縄におけるモビリティサービス実証実験に従事 (現地合意形成、渉外、サービス企画/事業設計支援/事業化支援業務) 場所:代々木BVハウス 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目20-23    代々木駅徒歩2分 https://goo.gl/CvwYcu (アクセスhttps://bvhouse.exblog.jp/ ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東京参加希望者は、info@tiken.orgまで参加日と氏名をメールください。 申し込み時点で受付となります。キャンセルは当日でも可。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 東京セミナーのお知らせ   12/20代々木

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知的生産の技術研究会 東京セミナーのお知らせ 12/20代々木 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 12月20日。18時半から。 ゲストスピーカー:柴生田俊一さん  『地球歳時記』(日本地域社会研究所)の著者。 場所:代々木BVハウス 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目20-23。 https://goo.gl/CvwYcu 参加希望者はinfo@tiken.orgまでメールを。 参加費 3,000円 。立食パーティ付き、軽食・飲み物を用意します。 以下、J-castで紹介された記事。 書名 子ども地球歳時記 サブタイトルハイクが新しい世界をつくる 監修・編集・著者名柴生田俊一 著 出版社名日本地域社会研究所 出版年月日2019年11月16日 定価本体1800円+税 判型・ページ数A5判・229ページ ISBN9784890222476 https://books.j-cast.com/2019/12/06010339.html 日本発で世界に広がったものはいくつもある。柔道はその代表格。寿司や盆栽も人気だ。文学の世界では俳句がある。 ハイク、もしくはHAIKUと表記されたときは、世界化した俳句のことを指す。 本書『子ども地球歳時記 ハイクが新しい世界をつくる』(日本地域社会研究所)は、 俳句がHAIKUとして認められるようになった歴史を振り返る。 ■日系二世の宣伝課長の発案  まったく知らなかったのだが、俳句の国際化には1964年の「東京オリンピック」が深く関係していた。 航空会社として、オフィシャルキャリアに決まっていたのは日本航空。オリンピックを盛り上げるために会社として何かできないか、 と考えていた人物がいた。サンフランシスコにあった日本航空・米州支社の宣伝課長、ダン中津だ。 ダンは日系二世。初めて日本でオリンピックが開かれるというのに、 アメリカ人のほとんどはそのことを知らない。あるいは無関心だった。 何とかして多くのアメリカ人に「東京五輪」を周知できる方法はないか。そこで思いついたのが、俳句を使ったキャンペーンだった。 「ハイクを作って、東京オリンピックに行こう」  日本航空は当時、米国のラジオにPR枠を持っていた。それを使ってハイクのコンテストを行うことにしたのだ。64年1月からスタートした。 ラジオで音楽を流しながら、DJがハイクの作り方を伝え、応募してきた作品を紹介する。 1週間ごとに応募作からベスト5を選び、ソニーのミニテレビやフライトバッグなどの賞品を提供した。 こうした地道な働きかけによって全米から4万以上のハイクが集まり、本選に向けて340句が選ばれた。そこから最終審査で特選が決まり、日本航空から日本への旅行費用2人分が提供された。このとき特選になったJ・W・ハケットは後にハイクの本を何冊も書き、ハイクの普及に貢献した。 ■ビート詩人も俳人に https://books.j-cast.com/2019/12/06010339.html 本書は「第1部 米国におけるハイク」(全米ハイク・コンテスト/禅とハイク/ビート世代、ほか)、 「第2部 子どもによるハイク」(ハイクとの出会い/俳句の国際化/子ども俳句との出会い、ほか)、 「第3部 詩としての子どもハイク」(思い出/覚え書き/詩人と子ども)の3部構成。 著者の柴生田俊一さんは1939年生まれ。東京大学経済学部を卒業して65年から96年まで日本航空に勤め、 96年から2001年まで日航財団。その後、嘉悦大学で教え、国際俳句交流協会常務理事などを務めた。 日航財団は1989年から90年にかけて第1回世界子どもハイク・コンテストを行い、 91年3月『地球歳時記90』を刊行した。19の言語で書かれたハイクが世界中から集まったという。 その後も事業は延々と続き、 第15回世界こどもハイクコンテスト(2017‐2018)には44の国と地域から25000を超える作品が寄せられた。 2018年11月には『歳時記』第15巻が発行されている。 本書では俳句の国際化や、子どもへの普及について詳しいが、 いわゆる「ビート詩人」たちと「ハイク」の関わりについても紹介されている。彼らは日本航空の働きかけ以前から「俳句」に注目していた。 例えば『路上』で有名なジャック・ケルアック(1922~69)は、53年から亡くなるまでに約1000のハイクを作っている。本書にその具体例も掲載されている。 74年には、コー・ヴァン・デン・フーベルによって『The Haiku Anthology』も出版された。北米の詩人38人の238句が収録されている。 このように本書は、ハイクの大衆化と、 北米の詩人たちとハイクの関わりという二つのレベルにおけるハイクの普及・国際化について記されている。 「ハイク史」を知る手掛かりになる。タイトルにもあるように、子どもと俳句のかかわりと可能性について特にページを割いている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 参加希望者はinfo@tiken.orgまで参加日明記でメールを。 申し込み時点で受付となります。キャンセルは当日でも可。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントの案内、変更などの連絡は、メルマガを使っています。 メルマガの届いていない方はInfo@tiken.orgに、 「メルマガ登録アドレス、氏名、メッセージ」を送信ください。 知研のホームページに日程を載せています。https://www.tiken.org/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東京のセミナーの参加申し込みはinfo@tiken.orgまで、 参加日時、氏名をご連絡ください。申し込み時点で受付完了です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンのアドレス変更、配信中止は mm@tiken.org(配信専用、返信不可)までご連絡ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • ちけんエディトリアルミーティング のご案内 12/9 18:30荻窪

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ちけんエディトリアルミーティング(TEM)12/9荻窪地研にて 知的生産技術の研究会と出版社の日本地域社会研究所との共同企画です。 どなたでも参加できます。 ※飲食物、アルコール持ち込み歓迎です!! 出版に関心ある人のプレゼン、名刺交換などは、開始の15分前に。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日 時:12月9日 (月)18:30、お話30分ほど。19:00交流会 テーマ:「大名庭園を世界遺産に 黄門様ゆかりの小石川後楽園博物志』 ゲストスピーカー:本多忠夫(ほんだ・ただお)さん 日本大学理工学部(都市計画専攻)卒業後、東京都住宅公社、東京都首都整備局、東京都公害局監察部を経て、  昭和46年に地域開発機構設立、代表取締役に就任。  日本全国約200市町村の村おこし、町づくりに携わる。  平成12年、環境資源活用システム研究所を開設、代表に就任。一般社団法人ザ・コミュニティ理事。  全国ふるさと大使連絡協議会副代表。NPO法人小石川後楽園庭園保存会副理事長。  共著に『コミュニティ手帳』(日本地域社会研究所刊)がある。 参加費:2,000円(本代、ドリンク代含む)どなたでも参加できます。 場所:日本地域社会研究所:杉並区上荻1-25-1  アクセス :JR総武線・中央線、地下鉄丸ノ内線「荻窪」駅徒歩8分。 JR中央改札を出て青梅街道を左(青梅方向)にまっすぐ歩くと、 「四面道」という大きな四つ角(の左手前)にあるレンガ造りの ビルの1階に「日本地域社会研究所」の看板があります(入り口は裏) タクシーなら1メーター。03-5397-1231 飲食や資料などの用意がありますので、 ご出席は、前日当日でも ご連絡いただけたらありがたいです。 ◯今後の日程 知研東京 代々木  12/20ゲストスピーカー柴生田俊一さん、忘年会 2020年 1/24、2/28 代々木 原則第四金曜日18:30? 3/28 総会 15:00都内予定 詳細近日中 10/17~18 全国大会(大阪、京都)

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